【子育て実体験】養護学校への進級を決断した話

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子供が発達障害、発達遅滞と診断され子供の進路や将来について不安に感じませんか?

私の息子はおはなしができないので発達遅滞と診断されていますが、発達障害の可能性が高いようです。

小学校入学の年齢に息子が近づくにつれ、どのような学校に行けば、学校生活が息子のためになるのか迷う日々が続きました。

正直小学校に通ってみないとわからない。これが最終的に出た結論です。

息子にとっていいのか悪いのか、楽しく過ごせるのかはどんな学校でも、環境や先生によっても変わってくると思ったからです。

結論、養護学校に通うことになったのですが、養護学校特別支援学級どちらがいいのかある程度のポイントを絞って考えれたので、まとめておこうと思います。

養護学校特別支援学級の違い

養護学校特別支援学級の違いを、簡単にまとめます。

養護学校心身や身体に障害のある子が生活上の自立を図るための知識や能力を身につけるための学習をする学校

特別支援学級通常学級での学習指導が難しい児童生徒を対象に、一人一人に合わせた学習を目的とする学校

子供の状況

私の息子は小学校に入学していますが、話すことができません。

パパ、ママなどの簡単な単語は言えますが、会話ができません。

また、癇癪をとても起こしやすく、自分のやりたいこと、欲しいものが思い通りにならないと大声で泣いてしまいます。

ただ、元気に遊び子供らしく無邪気に笑う癒しの存在です。

3歳ごろから病院で発達遅滞、自閉症リスクありだと診断されています。

なぜ迷ったか

まず、基本的には自分で養護学校と特別支援級どちらに行かせるかというのは、自分たちの意思で決定できるものではありませんでした。

しかし、私の住んでる地域では、決めるのは自分たちではなく各自地方自治体、都道府県の教育機関で、親からはどちらに行かせたいか希望を伝え、希望も考慮してくれるという仕組みだったので、自分たちの判断もある程度必要でした。

 

自分が小学生のとき、変わった友達は何人かいました。

その当時は今ほど発達障害という診断はなかったように思いますが、今となってみればきっとあの子は発達障害を持っていたかも知れないと感じています。

私も少し変わっていたので発達障害だったのかなー、とも。

そんなことを考えていたら、言葉が出てコミュニケーションが会話で取れるようになったら、私の小学生時代のように変わった子だけれども友達作って楽しく過ごせるのではないか、その考えが頭によぎってしまうことで普通学級の子とも関われる、特別支援級のに通った方が刺激ももらえて子供のためになるかなと、勝手に考えていました。

養護学校、特別支援級から普通学校の普通学級に転入もできるのか必死に調べたり、問い合わせたりもしていたものです。

 

ただ、妻は養護学校がいいと考えていました。

そして相談していく中で、自分の考えていたことはあくまで父親の希望が重視されているのに気づきました。

子供の将来は大事です。何よりも大事です。

だからこそ、もう一度真剣に考え直しました。

養護学校特別支援学級どちらがいいか考えた3つのポイント

私は以下3点を、特に重視して考えていました。

子供が将来、自立していけるようになる

最重要事項として、勉強できる子じゃなくても、自立して生活できる子になってほしいと考えました。

親元にずっといても構わないのですが(いなくなるのは考えただけで寂しいので!)、いつかは自立の時が来ると思っています。

そうなった時に、一人で生きていく力が不足していると苦労します。

なので自立する力を重視しました。

安心して学校生活を送れる

養護学校特別支援学級に比べると、専門の先生が多いです。

なので、子供の個性を受け入れ、伸ばし、危険が少ないよう療育してくれると感じました。

2歳離れた妹と同じ学校にするか否か

同じ学校に通った時、妹がいじめにあう可能性があるのではないかと考えました。

発達障害という強すぎる個性を、妹の友達が理解してくれなかった場合、妹が友達にいじられ、そして発達障害の兄を嫌ってしまうのではないか。

嫌な想像がたくさん出てきてしまいます。

子供が進学してから

養護学校の入学式、息子は席に座ってられず歩き回っていました。

息子以外にも同様の子はいます。

そして、先生方は子供の自由にさせてくださいと歩き回る息子の後ろに先生が付き対応してくれました。

その後の学校生活は、息子にとって楽しいもののようで毎日満足して帰ってきています。

息子は食べることが大好きで、給食は必ず完食すると先生に伺い、気持ちがほっこりします。

 

学校での様子は担任の先生からノートで毎日報告を受けます。

どのような様子で、どのような成長が見られたか伺えるのはとても安心します。

養護学校でよかったなと感じる瞬間でもありました。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。

子供の特性は十人十色なので、その子にあった選択を毎回せまられるとは思いますが、何か参考になる部分があれば幸いです。

少しでも息子の未来が明るく過ごしやすい、また同じような特性を持った子が住み良い世の中になることを願っています。