我が息子の癇癪はスピーカー並みの声量です。【癇癪の考え方】
子供の癇癪が辛いという方は、多いと思います。
私も例外ではなく辛いと感じるタイプでした。
発達障害の影響か小学一年生になりましたが、まだ話すことはできません。
伝えたいことが伝わらず癇癪を起こしたり、思い通りにならない時にスピーカーをつけてるんじゃないかってくらいの、大声で泣き叫びます。
その小さな体でどこにそんなパワーを秘めているのか。
この記事では癇癪についての認識を理解し、対応方法について経験談に基づき紹介します。
癇癪(かんしゃく)とは
まず癇癪について理解するため、癇癪とは何かというところです。
癇癪は発達障害の子に限らず、自我の芽生え、成長には必要な過程と言われています。
興奮を伴う混乱状態、怒りや不安などの感情をコントロールすることがうまくできないと癇癪は起こります。
自制できない衝動行動はときに自傷行動、物の破壊、他者を傷つけることもあるので、癇癪を起こしている時は子供の身の安全を確保するため、見守る必要があります。
癇癪は子供自身でも抑えようとしても抑えられないし、その子によって癇癪を起こす理由は違うのですが癇癪を起こす理由は必ずあります。
癇癪を起こす引き金が何かを考えることも大事です。
発達障害の子によく見られる癇癪の傾向
気持ちのコントロールが難しい
気持ちのコントロールが難しいので不満や怒りを癇癪という形で表に出します。
他者と自分の意図をすり合わせるのが苦手
相手の感情を考える、想像することが難しいので他社の言動や行動から癇癪を起こすこともあります。
言葉に遅れがある
自分の伝えたいことが伝わりづらいので、その不満が癇癪に繋がることもあります。
癇癪を起こさないために
私の息子は癇癪を全く起こさないということが今は難しい状況です。
ですが癇癪を起こすということは何か不満や嫌なこと、怒りがあると思うので、できるだけ起こさないように生活しています。
環境を整える
子供を観察し、癇癪の原因となるものを取り除く努力をします。
例えば、私の息子は娘が泣いていると、癇癪を起こします。
娘が何かで泣いてしまった時は、そっと息子のいない部屋に連れて行きます。
見通しの立てれる言葉で伝える
「◯◯が終わったら、◯◯しようね」のように、今取り組んでいる遊びや、行動が終わった後にして欲しいことを伝えます。
もしくは、スマホのタイマーを使い「ピピピピってなったらおもちゃを片付けようね。」と、伝えることで「〇〇をしたら、◯◯する」の意識付けをします。
おもちゃで遊んでいたり、今していることを急に止められるのは嫌なことなので、今やっていることをいきなりやめさせないよう、自主的にやめて次の行動に移ってもらってます。
癇癪を起こしたらクールダウンさせる
癇癪を起こしてしまったら、もうスピーカーです。
何を言っても泣き叫び、どんな言葉も届きません。
そんな時に行う行動はただ1つ!
子供の安全確保を行い見守る
近くで子供の様子を見て、危険な行動、危険な行為だけ防ぎます。
何を言っても癇癪のヒートアップにつながりやすいので、必要以上に言葉もかけません。
落ち着けたときに、落ち着いたことを褒める
感情がおさまったこと、我慢できたことを精一杯褒め、抱きしめます。
親もイライラします
子供が泣き叫び怒りを爆発させていると、親もイライラしてきますよね。
私もイライラしてはダメだと思っても、イライラしてしまうこともあります。
子供に悪気はなく、感情を制御できていない状態だともう一度自分に言い聞かせ落ち着こうとしますが、やはりイライラしてしまったとき、とっては行けない行動があるので、これだけは守るようにしてます。
感情的になり、叱ってしまう
怒ったり暴力をふるうとさらに癇癪がヒートアップしてしまいます。
子供が癇癪を起こしているときはまず親が深呼吸。
感情的になりそうだ、イライラが止まらない時は、子供のいる部屋の安全を確保して少し遠ざかるのもありかと思います。
ものでその場を収める
好きなもの、欲しいものを与えて収まる場合もありますが、ものをあげないと癇癪がなおらなくなってしまう可能性があります。
極力癇癪がおさまるのを待つ方が良いかと思います。