「魔の7歳」を乗り越える!子供を守るために親ができる交通事故予防対策
子供が小学生に入学、小さい背中に大きなランドセルを背負って登校する姿。
親としてとても嬉しくもあり、成長を感じられますよね。
ただ小学生になっても子供は6歳から7歳で、急激に成長を遂げたわけではありません。
そして、7歳の子供の交通事故が多いと知ると心配でいられなくなってしまいました。
そこで今回は交通事故に遭うことが多い魔の7歳について、どのような対応ができるか記事にまとめていきたいと思います。
「魔の7歳」とは
「魔の7歳」とは、厚生労働省の発表する交通事故統計において、7歳の子供が交通事故に遭う割合が比較的高いことから、その年齢層を指して用いられる言葉です。交通事故に遭う原因は、様々な要因がありますが、7歳児に特に多いのは、交通ルールや危険を認識する力が未熟であることや、交通量の多い道路に慣れていないことなどが挙げられます。
交通事故に遭わないためにできること
交通安全教育をしっかり行う
子供に対して、交通ルールや安全な歩き方、自転車の乗り方など、基本的な交通安全に関する教育を行うことが大切です。特に、7歳児は交通ルールや危険を認識する力が未熟であるため、親が丁寧に教えてあげることが必要です。
交通量の多い道路を避ける
交通量の多い道路は、交通事故に遭うリスクが高いため、子供と一緒に歩くときは、交通量の少ない道路を選ぶようにしましょう。また、自転車に乗る場合も、交通量の少ない道路や自転車専用の道路を選ぶことが大切です。
歩行者用の横断歩道を使う
横断歩道は、歩行者専用の場所であり、車両との接触事故を防ぐためにも、子供と一緒に歩くときは必ず横断歩道を使うようにしましょう。また、横断歩道を渡る際には、周囲をよく見て、信号機や車両の動きに注意して渡るようにしましょう。
自転車にはヘルメットを着用する
自転車に乗るときは、必ずヘルメットを着用するようにしましょう。
一般的に、ヘルメットが適切に装着されている場合、頭部にかかる衝撃力を約50%軽減することができます。しかし、ヘルメットが完全に保護するわけではなく、重大な事故の場合には頭部への損傷を完全に防止できない場合があります。
研究によると、自転車事故でヘルメットを着用している場合、着用していない場合と比較して、頭部負傷のリスクが40%から60%低下することが示されています。また、ヘルメットを着用している場合、死亡率は着用していない場合と比較して約30%低下されるようです。
お子様の気に入るヘルメットを買ってあげて、自分からつけたくなるようにする工夫もあるといいですね。
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交通ルールを守ることの重要性を説明する
親が子供に対して、交通ルールを守ることの重要性を説明することも大切です。例えば、信号無視をした場合、車両と接触事故に遭う可能性が高くなることを、具体的な事例を挙げて説明すると、子供も理解しやすくなるでしょう。
子供が単独で外出する場合は、十分な指導を行う
子供が単独で外出する場合は、事前にルートや行動の目的を明確にし、危険が予想される場合は、具体的な行動方針を伝えるようにしましょう。また、何かあった場合の対処法も伝えておくと安心です。
子供と一緒に歩くことができない場合は、付き添いを依頼する
子供が学校や習い事などで外出する場合、親が付き添うことができない場合は、安全なルートを確認した上で、身近な大人に付き添ってもらうように依頼しましょう。
車両を運転する場合は、充分な注意を払う
車両を運転する場合は、充分な注意を払うことが大切です。特に、学校や保育園周辺、住宅街などには、子供がいる可能性が高いため、速度を落として安全運転を心掛けましょう。また、歩行者が横断歩道を渡っている場合は、車両を停止させて、歩行者を優先するようにしましょう。
おわりに
親ができることは多岐にわたりますが、最も大切なのは、子供に対する注意深い見守りと指導です。子供が交通ルールを理解し、危険を回避する能力を身につけるためには、親の役割が大きいといえます。交通事故は、一瞬の不注意で起こります。親が常に交通安全に対する意識を持ち、子供を見守り続けることが、交通事故を未然に防ぐためには大事です。
とはいえ、子供が1人で行動することも増え、成長するにつれて親から離れる機会も増えてきます。
交通ルールをしっかり守り行動してもらうように教育していく、それが誰にでもできるけど大切なことだと思います。
少しでも交通事故が減ることを祈っています。