子供との信頼関係を築く!アクティブ・リスニングの効果的な実践法
子育ては楽しいこともたくさんありますが、同時に大変なこともたくさんありますよね。
忙しい方は、家事や仕事との両立、そして子供との時間をどうやってつくるか悩むことも多いのではないでしょうか。
そんな中、子供とのコミュニケーションを深める方法のひとつに、「アクティブ・リスニング」というものがあります。
アクティブ・リスニングとは、ただ聞くだけでなく、相手の話に注目し、肯定的な反応を示すことで、相手が話しやすい環境を作る方法です。
アクティブ・リスニングを日常に取り入れることで、子供との信頼関係を築き、子供の自己肯定感を高めることができます。
そんなアクティブ・リスニングについて、どのように実践しどのような効果があるかをこの記事では紹介します。
アクティブ・リスニングとは
アクティブ・リスニングとは、相手の話を注意深く聴き取り、理解するコミュニケーション技法のひとつです。
子育てにおいては、子供が言いたいことや感じていることを理解するために、しっかり目を見て、話に共感し、ありのままを受け入れ、否定しないで聞くこととなります。
子育てにおいて、アクティブ・リスニングは以下のような効果が期待できます。
子供の自己肯定感が向上する
子供が話をするとき、親が真剣に聴いて理解しようとする姿勢を見せることで、子供は自分の話が大切に受け止められていると感じることができます。
その結果、子供の自己肯定感が向上し、自信を持ってコミュニケーションをすることができます。
親子関係が良好になる
子供が話をしやすい環境を作ることで、親子関係が良好になります。
親が子供の話に耳を傾け、理解することで、子供は親に対して信頼を持ち、親の意見にも耳を傾けるようになります。
子供の発達にプラスの影響を与える
アクティブ・リスニングを通じて、子供の感情や思考を理解することで、子供の発達にプラスの影響を与えることができます。
子供が自分の気持ちを表現し、理解されることで、言語能力や社交性が向上するとされています。
子育てにおけるアクティブ・リスニングの方法
子供が話をしたいときに、親が真剣に耳を傾けることが大切です。以下に、子育てにおけるアクティブ・リスニングの方法を紹介します。
目を合わせる
子供が話をするとき、目を合わせることで、子供の話に対する真剣さや興味を示すことができます。ただし、子供の年齢によって、目を合わせながら話をするのは難しい場合があります。幼児期の子供には、目を合わせながら話をするのではなく、近くに座って相手に寄り添うことで、安心感を与えることができます。
聞き返す
子供が話した内容を、自分の言葉で要約することで、相手が話したことを理解したことを示すことができます。また、子供が何かわからないことがある場合には、子供の理解度を確認するために聞き返すことも大切です。
肯定的な反応を示す
子供が話をするとき、肯定的な反応を示すことで、子供が自信を持って話をすることができます。
例えば、「そうだね」「わかったよ」という言葉や、笑顔、うなずきなどを使って、相手の話に共感することが大切です。
手や身体を使って表現する
手や身体を使って表現することで、相手の話を理解することができます。
例えば、相手が何か困っているときには、手を差し伸べて助けを申し出たり、相手が話した内容に合わせて、うなづいたりすることで、相手の気持ちに寄り添うことができます。
アクティブ・リスニングの実践
忙しい毎日を送っていると、どうしてもご飯支度しながら話しを聞いてしまったり、掃除や洗濯の時に話されると"今は聞けない"ってなってしまいますよね。
子供の話全てをアクティブ・リスニングで聞くことは難しいと思いますが、以下にアクティブ・リスニングの実践例を紹介します。
食事中に話を聞く
家族が食事をするときは、一緒に食卓を囲み、家族の話を聞く時間を設けることができます。
食事中に話を聞くことで、家族のコミュニケーションを深めることができますし、話をすると食卓が和み家族の雰囲気も良くなります。
スマホやパソコンを置いて話を聞く
スマホやパソコンを置いて、子供の話を聞く時間を作ることが大切です。
1日の中で何度かでもいいので子供が話をするときは、スマホ、パソコンを置き、親が真剣に耳を傾けることで、子供が自信を持って話をすることができます。
話の途中で中断しない
子供が話をしているときに、親が話を中断すると、子供は話しにくくなります。
子供の話を最後まで聞くことが大切です。
また、話が終わったあとに、子供の話を振り返り、聞き返すことで、子供が話したことを理解したことを示すことができます。
おわりに
自分も家事をして、リモートワークで働いて、子供が帰ってきたら子供の話を聞きながら仕事をする生活を送っていて、子供の話をしっかり聞けていないなと反省。
1日に少しでも時間を取って、子供の話に集中して聞こうと思いました。
特に食事中は話を聞く時間をとりやすいので、非常に有効だと感じています。