子供の発語の遅れが気になる?専門医に相談するタイミングとは

私の自閉症の息子は6歳ごろまで単語しか話せませんでした。今小学校三年生でも三語文程度しか話せません。息子が1歳ごろ、いつ話せるようになるのか、最初になんて言うかなという期待とは裏腹に、喃語(なんご)のまま成長していったのです。

子育てをする上で、子供の言葉の発達について気になることが多いですよね。中でも、「子供の発語はいつから始まるのか?」という疑問はよくネット上でも目にします。私自身も気になっていた、子供の発語の始まりや段階、発語を促す方法について解説していきます。

子供の発語の始まりは?

子供の発語は、だいたい生後6カ月頃から始まります。最初は、泣き声や笑い声、喃語(なんご)といった、言葉としては認識されないような音が聞こえてきます。しかし、徐々に周りの言葉を聞き分けるようになり、1歳頃には、単語を発するようになります。

子供の言葉の発達の段階と特徴

子供の発語の発達には、大きく分けて以下の3つの段階があります。

一語文の段階(1歳頃)

この段階では、子供は単語を発するようになります。最初に発する単語は、家族の名前やペットの名前、食べ物の名前など、身近なものが多いです。また、簡単な指示にも反応できるようになります。

二語文の段階(2歳頃)

この段階では、単語を組み合わせた二語文を話すようになります。例えば、「ママ、おいしい」とか「おなかすいた」といった感情を表す言葉が多くなります。

娘に「パパ、やだ」を初めて言われた時は、成長を感じれないほど傷ついたものです。(笑)

子供の言葉の遅れを心配する前に知っておきたいこと

子供の発語の始まりや段階を知ることは大切ですが、親として心配になるのが、子供の言葉の遅れです。しかし、遅れがあるからといってすぐに心配する必要はありません。

子供の発語の発達には個人差がありますし、一定の期間を経てから判断することが重要です。一般的に、2歳頃までに言葉が出ない場合や、3歳頃までに複数の単語を組み合わせた言葉が出てこない場合には、専門医に相談してみるのもいいかもしれません。

私の親戚に3歳後半くらいから発語が増えていったという人もいるので、子供によって成長の度合いは違うということを念頭に、神経質になりすぎず、"3歳以降に発語がない場合は医師に相談してみる"みたいな線引きをあらかじめしておくと慌てずに済むかもしれません。

子供の言葉の発達を促す方法とは?

子供の言葉の発達を促すためには、親のサポートや環境も関わってきます。以下に、子供の言葉の発達を促す方法を紹介します。

会話を大切にする

子供が自分の話したいことを言いやすい環境を作ることが大切です。例えば、子供が興味の持ったこと、気になっていることについて話してあげると子供の気を話しに集中してもらいやすいので良いでしょう。

絵本を読む

絵本は、子供の想像力や言葉の理解力を育てることができます。子供と一緒に絵本を読んで、楽しい時間を過ごしましょう。

遊びを通じてコミュニケーションをする

子供と遊びながら、コミュニケーションをとることも大切です。例えば、お人形遊びや車で遊びながら、子供に話しかけることができます。

子供の発語の遅れが気になる!どう対処すればいい?

子供の発語の遅れが気になる場合は、まずは自分自身が冷静になり、適切な対処方法を考えることが大切です。以下に、子供の発語の遅れが気になる場合の対処方法を紹介します。

専門医に相談する

子供の発語の遅れが気になる場合は、専門医に相談することがおすすめです。専門医は、適切な検査や治療を行い、子供の発語の発達をサポートしてくれます。

何より相談できる人ができること大きな意味があります。

日常生活でのサポート

家庭での日常生活でも、子供の発語の発達をサポートすることができます。例えば、子供が話しかけてきたら、目を合わせて話し、話し手に興味を持ち、子供の話を聞くことが大切です。

また、子供が自分で物事をやってみたいと思った場合は、手伝いをしながら子供と一緒に行動することで、子供の自信を育てることができます。

言葉の環境を整える

子供が発語を身につけるためには、言葉の環境を整えることが大切です。例えば、家庭ではテレビやスマートフォンの使用を控え、絵本やおもちゃを豊富に用意して、子供が興味を持ち、話題が広がるようにすることが大切です。

おわりに

私も子供の発語については、心配もして医師にも相談していたので、気になっている方も多いと思います。

当たり前ですが子供は自分の思った通りに成長してくれません。発語については日頃から話しかけてあげたり、絵本を読んであげるのが発語を促すには良いと感じます。

あまり神経質にならずに、子供の成長を見守ってあげて、もし心配であれば医師に相談してみることをおすすめします。

お子様の素敵な成長を祈っています。