"失敗しない子"より"失敗を活かせる子"になってほしい【子供の失敗体験を成長に繋げる】

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あなたは失敗することは得意でしょうか?

私はとても苦手です。

人前で失敗したら恥ずかしいですし、仕事で失敗したら迷惑がかかる、そんなことばかり考えてしまいます。

このような大人にできればならないで欲しい、失敗を恐れず色々なことに挑戦して欲しい、そんな気持ちから「失敗を活かせる子」になって欲しいと思うようになりました。

同じ気持ちを持っている方の参考になれば幸いです。

失敗を恐れる日本人の体質

日本人は世界的に見ても失敗してはいけないと、感じている人が多くいることを知っていましたか?

私もそのうちの1人ですが、失敗するのは嫌ですよね。

日本の文化や教育環境が影響し、「失敗してはいけない」、「失敗することは悪いこと」と感じてしまうようになってます。

失敗が怖いという気持ちはなぜ生まれるのか

生まれた時から失敗を恐れているわけではないとすれば、どのようにして失敗を恐れるようになっていくのでしょうか?

簡単に言うと失敗したときの嫌な経験が、失敗を恐れる体質を作り出していると考えられます。

子供の時に失敗して怒られた、失敗した時に友達に笑われて恥ずかしい思いをした、などなど失敗したときの嫌な経験が失敗しないようにと言う気持ちに繋がってしまいます。

大人になっても失敗すると怒られたり、迷惑をかけたという負の気持ちが湧くので、結果として失敗しないように生きる癖が大人になっても抜けません。

失敗を恐れすぎるとどうなるのか

失敗しないことだけを考えている人はどのようになるのでしょうか?

結果からお伝えすると、自分の行動に制限をかけてしまいます。

極論、最終的には何にも挑戦できなくなってしまう可能性もあります。

どういうことかというと、行動しなければ失敗することはないということに気づき、成功することだけを好むようになってしまいます。

もちろん人にもよりますし、心揺さぶられる大きな出会いがあり気持ちに変化が起きる人もいるかもしれません。

ただ、多くの人は失敗を恐れるまま大人になり、挑戦する気持ちが薄れているかと感じます。

失敗経験を積む

失敗には経験が必要です。

子供のうちに小さな失敗を繰り返し行うことで、失敗した後どうするかを身につけることができます。

大人が先回りして失敗しないようにするのも、子供の身を守るために必要かもしれませんが、出来るだけ子供にやらせるのが良いでしょう。

失敗を活かせる子になるための声かけ

では子供が失敗しても次に活かすために、どのようにすれば良いでしょうか?

そのひとつとして失敗したときのフォロー、つまり声かけが重要だと考えています。

私は子供が失敗した時に、以下のような声かけをする様に心がけています。

 

「大丈夫?」と声をかける

失敗した子は落ち込んでいることが多いです。

まずは「大丈夫?」と声をかけてあげるようにしています。

もし泣いてしまったりするようであれば、本人にとってとても辛い失敗だったと思うので、気持ちに寄り添い慰めてあげます。

 

次同じことをする時にどうするか

失敗して落ち込んでしまうのは、子供でも大人でも仕方のないことだと思います。

ただ落ち込んだままなのか、前を向いて進み出すのかでは大きな違いがあります。

失敗して人生終わりなんてことはありません。

「次はこうしてみよう」、「次はどうしたら良いかな」と前を向けるように声をかけてあげるといいかなと思います。

失敗した子にしてはいけないこと

失敗した子に絶対にしてはいけないことがひとつだけあります。

それは怒ってしまうことです。

言わずともわかるかと思いますが、失敗して楽しい子なんていません。

失敗して悔しかったり、悲しい気持ちになる子の方が圧倒的に多いと思います。

そんな気持ちの時に怒ってしまうと、余計に失敗してはいけないという気持ちが強くなってしまいます。

子供が失敗したときは、怒ることは絶対にしないようにしましょう。

イライラするとは思いますが、そういう時は子供に話しかける前に深呼吸をして気持ちを落ち着かせるといいかと思います。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。

子供が失敗した時は怒るのではなく、前を向けるように声をかけてあげる、それだけでもぜんぜん違うと思います。

なにか子育ての参考になっていれば幸いです。